新鮮な食感と味わいをダイレクトに!自分で作る手作り最中(もなか)について

 

「手作り」や「自家製」という言葉を目にすると、なぜか安心感がでますよね。

お野菜でも農薬を使うのではなく無農薬の野菜を育てて、自家製の漬物やぬか漬けを作ってみるとスーパーで売られている野菜とはまた違った味わいを感じることができたりしますよね!時には、バレンタインデー・ホワイトデーには手作りチョコレートで自分の想いを伝えられたりすることもあるかと思います!

それだけ「手作り」にこだわりを持つことで、美味しさはもちろん安心して口にすることができると思います。そこで今回は日本の伝統的な和菓子である最中(もなか)を自家製の餡子で作ることや、ギフトなどにも最適な手作り最中のご紹介を致します!

 

おすすめの手作り最中をご紹介する前にいくつか最中についての豆知識をご紹介いたします。「最中ってこんな効能があるの!?」や「ダイエットの合間のお菓子をかえてみようか」等、新しい気づきがあるかもしれませんので、是非一読してみてください♪

 

 

最中って実は〇〇!?豆知識3選

最中を食べる前に知っておいてお得な豆知識をお伝えいたします!

 

豆知識①:○○時代にはその名前がつけられていた!?進化し続ける最中。

満月

どんなものでも、必ず始まりはあるものです。最中も同様でその始まりは、平安時代が始まりであったといわれています。宮中の月見の宴にて、水面に映し出された月の様子がその時出されていた丸くて白い形をしたお菓子(綺麗な満月の形)に似ていたことから、歌人の源順(みなもとの したごう)が「最中(さいちゅう)の月」とその丸いお菓子のことを歌で歌った記録があります。そこから時代は江戸時代へと移り、吉原に店を構えていた「竹村伊勢」という店舗があり、男たちが吉原にお目当ての女性へとお土産として購入していた和菓子が「最中の月」という商品であったことも一般的に最中が庶民に知られるようになったきっかけともいわれております。ただこの時の「最中の月」は今のサクサクとした皮に餡子が入っているものではなく、もち米粉に水を入れ、蒸し焼きにした後に、丸い形に切ったものを焼き上げ、砂糖をまぶした煎餅のようなものが売られていたみたいです。そこから、砂糖をまぶす代わりに餡子を最中の皮にはさんだ形のものができてきており、今では皮のデザインも丸形、四角型、ピーナッツ型、車型等の色々なものがあり、中身の餡子の味も決して小豆だけを使うものではなくなってきております。

そのため最中が時代とともに進化を続けていく和菓子といっても過言ではありません。

 

豆知識②:最中を食べることで得られるメリットは?

食べ物を食べる以上、メリットを知っておくだけで一層美味しく食べられることは間違いないと思います!最中を食べることで得られるメリットをご紹介いたします。 

 

ポリフェノールがたっぷり! 

紫色の食べ物にはポリフェノールが多いといわれますが、最中に入っている小豆にもたくさんのポリフェノールが入っており、アンチエイジングに効果が期待できます!また、豊富な食物繊維が便秘の改善をしてくれます! 

 

ビタミンB1がたっぷり!美肌効果と疲労回復に効く! 

小豆にはビタミンB1が多く含まれており、体内の疲労物質を除去し、糖質をエネルギーに換える働きがあります。また、含まれているビタミンB1、B6が細胞の再生に関わっており肌の代謝を促進し、ビタミンB2は皮膚を美しくなめらかに保ちます。 

 

豆知識③:ダイエット食にも優れているの?低脂質であり低カロリー

食べ過ぎはどんなものでもよくはありませんが、最中は洋菓子に比べてもカロリーは低いことはもちろん、同じ和菓子の中でも脂質が低いものとなっております。そのため、ダイエットでの小休憩時は、お菓子を食べるのであれば最中はちょうどいい甘物といえます。また、小豆に含まれているサポニンが、ブドウ糖が中性脂肪に変化するのを抑え、脂質の代謝を促進し、長期間常食すると、腸菅表面の組織が変化し肥満体質が改善されるといわれています。 

 

 

以上、豆知識3選のご紹介でした。 

これだけでも知っておくだけで最中に対しての見方が少し変わったかもしれませんね。 

 

自宅で簡単!本格自家製最中(もなか)を作る! 

ここまで最中に関する豆知識を知っていただいた上で、自家製手作り最中の作り方をご紹介いたします!最中の皮は本来、もち米が原料となり焼き型に入れて焼き上げますが、今回はもっと簡単にできる方法をお伝えいたします! 

皮の材料として使うものは「白玉粉」と「コーンスターチ」を使い、焼き型として「アルミカップ」を使います。 

これらの材料に水をいれながら混ぜ合わせ、小さく分けて丸めていきます。できあがった生地を、油を塗ったアルミカップ2個で挟みこむようにして広げ、アルミカップの中に重しをいれてオーブンで焼き上げれば完成です! 

 

次に作るのは中身の餡子(あんこ)です。

材料は小豆、砂糖、水を用意します。まずは、小豆をたっぷりの水に入れ洗います。小豆にたっぷりの水の加えて中火で煮あげます。小豆は水を吸うと2.4倍ほどにふくれあがるので大きめの鍋を使用することをおすすめします。沸騰したら蓋をしめ20分程蒸らし、煮汁を捨てます。そして、煮汁をきった小豆を再度水に入れ、中火で40分程煮ます。そこで小豆が指でつぶせる柔らかさになれば、用意しておいた砂糖を入れ強火で煮て別の容器に移して冷ませば粒あんの完成です!

あとはできあがった餡子の皮に餡子を挟めば最中は完成します 

 

どうでしたか?お家でも手軽に美味しく最中を作ることができますが、次にもっと簡単に最中を手作りできる「手作り最中」をご紹介します!

 

最中って実はギフトにも最適!ストーリーのある手作り最中

贈り物

一般的に皮と餡子が一つになった最中が世の中では多く売られていますが、最中の皮のサクサク感と餡子の美味しさを別個に包装し、自分で作れる手作り最中もギフト用でもたくさん販売されています。今回は、お中元やお歳暮等でも喜ばれるストーリー性のある手作り最中のご紹介をします。

 

贈答用にもおすすめ!お供え物の考え方!

古くから神前に供えられてきた稲穂やお餅ですが、神様からのおさがりものを「御福」というように、供える五穀やお餅も「五福」と呼ばれており、「福」に縁がるものです。最中の原料である小豆やもち米もその五福のものであるため、めでたい贈答用にもぴったりな商品となります。全国のお店では最中の皮と餡子を別々に包装し、召し上がる直前に合わせて口にする手作り最中も存在します。

米どころのふっくらとしたもち米を使用し、厳選された国産や北海道産の小豆を使い、香ばしい最中種にみずみずしい餅入り餡をはさんで食べる、思い描くだけで贅沢なひと時を過ごしていただけそうですね。

 

最中の皮のみを購入しアイスとともに頂く贅沢!

世の中には最中の皮のみの購入することができます。もち米100%、サクサクの最中皮でアイスを挟めば心地よい食感と冷涼感を楽しむことができます。中身の餡子については自分で手作りした餡子を入れるのもよし、アイスクリーム等を挟み、アイスモナカとして和菓子スイーツを作ることもできます!お家での最中の皮を一から作る手間が省けちゃいますね!

 

抹茶味の最中皮で手作り最中を頂く!

京都と言えば抹茶が連想されるように、世の中には抹茶味の最中もあります。

最中皮は宇治の上司な抹茶のみを使用、と聞いただけで美味しそうなイメージが湧いてきますよね。抹茶の風味をダイレクトに味わいつつ、贅沢にみずみずしい丹波豆を使ったら

いつもとは一味違う和菓子に早変わりです!

 

まとめ

今回は手作り最中について幅広くご紹介をさせて頂きました!

美味しく食べる秘密は皮や餡子の鮮度に関係してくるかと思います。そのため、通販サイトで購入できる手作り最中は餡子と皮が別々となっているものもあります。最中は季節のギフト等にも最適ですし、今や様々な餡子の味・お子様が喜びそうなかわいいデザインの最中皮も売られており、皮と餡子を使ってお家で簡単な和菓子のデザートを作ってみるのも面白いかもしれません。

今回おすすめさせていただいた手作り以外にも、世の中には多数の手作り最中やその他の地域の名産品最中が存在します。それだけ最中はアレンジができるということです。興味が湧きましたらネットで検索してみれば思いがけない最中に出会えるかもしれません。是非、お試しくださいませ♪